
平成11(1999)年3月ダイヤ改正
《概要》
98年改正を受けて、さらに発展させた形が
この年の改正になりました。具体的には、連
結路線や1停留所2箇所停車の拡大です。
1.路線の連結
昨年度より本格実施となった2路線の連結を、99年度はさらに
他の路線でも実施しています。
戸水線、工業試験場線が笠舞線と連結し、笠舞駅西線となって
富士重プチ初投入路線となりました。
なお、3月時点では雪見橋が未完成だったため、大桑住宅延伸は
橋の開通後でした。それまでは城南1丁目までの運行でした。
この系統の誕生により、香林坊,武蔵ヶ辻発着の路線はさらに
減っています。
▲笠舞駅西線がプチバス投入第二段路線となりました。
画像:H−199さんご提供。
また、三馬大野線もこの時誕生しています。これで、金石系統の
60,61,63系統すべてが香林坊方面は基本的に青幕を出して
の運行となり、金石からほぼ全ての便が片町、有松まで乗り換えなし
で結ばれました。
全く別の2路線が一つに結ばれたのが上記の例ですが、
15野町小立野線と
43小立野線はそのほとんどで重複しており、
それぞれの末端部のみが異なっているだけでした。そのため、
野町〜小立野間は輸送過剰となっており、2路線を連結することで
効率化が図られました。
そして15−43系統の誕生となるのですが、これは昭和59(1984)年
まで存在していた系統の復活となっています。
2.循環寺町線の再編
98年改正で84,85系統と連結した80循環寺町線ですが、
それによりますます定時運行が困難となったため、系統を3分割
することで定時性を確保することを図りました。
武蔵ヶ辻、有松先回り系統は円光寺線と連結し、
大浦・木越・柳橋〜橋場町〜武蔵ヶ辻〜有松〜円光寺
となり、円光寺行きは32番を掲げるようになりました。
▲金沢北部で青幕が見られるというのは当時は信じがたかったものです。
※柳橋円光寺線は、柳橋を通る系統、つまり80、85系統を指します。
木越円光寺線は、84系統を指します。なぜ路線名が異なってしまったのか
分かりませんが、一部で誤解があるようなので記述しておきました。
柳橋(木越)円光寺線が誕生して、泉丘高校生はたいへん便利になりました。
また、円光寺から橋場町、鳴和へ向かう人たちにも歓迎されてようです。
しかし一方では、泉が丘や泉野1丁目利用者には、従来はどちらの方向から
来るバスに乗っても香林坊へ行けたのが改正によっていずれも片方からのみ
となったほか、泉が丘からは兼六園下へ、泉野1丁目からは武蔵ヶ辻へ行く
ことが出来なくなり、これは泉野1丁目を利用する二水高校生には不便な
ものでした。
▲新設区間を行く81系統。道幅は狭いです。
ただ、泉野地区の中でも泉野出町地区は81系統の新設によりかなり便利に
なっています。
循環寺町線の兼六園下、寺町先回り系統は「81柳橋寺町線」となり、
柳橋〜兼六園下〜香林坊〜寺町1丁目〜泉野出町
となり、これまで円光寺や泉丘高校前を利用していた泉野出町住民は
便利になっています。個人的には、まさかこんな狭い道を走るとは
予想だにしていませんでしたので、81系統の新設時にはかなり
驚いたものです。。。
3.モーニングダイレクト路線拡大
▲16番だったころの石引線の復活を思わせる系統が誕生しました。
99年もモーニングダイレクト路線が拡大されています。
新設されたのは、
東 金 沢 駅 〜 (直行)〜星稜高校
医 大 病 院 〜 武蔵ヶ辻〜彦三〜星稜高校
金 石 〜 武蔵ヶ辻〜彦三〜星稜高校
神 野 町 〜 武蔵ヶ辻〜彦三〜星稜高校
上 荒 屋 西 〜 武蔵ヶ辻〜彦三〜星稜高校
キリンビール〜 武蔵ヶ辻〜彦三〜星稜高校
南 部 車 庫 〜 武蔵ヶ辻〜彦三〜星稜高校
南 松 任 〜 武蔵ヶ辻〜彦三〜星稜高校
今町〜兼六園下〜小立野〜辰巳丘高校
神野町〜富本町〜香林坊〜錦町
みどり2丁目〜新神田〜香林坊〜錦町
で、今回の目玉は星稜高校系統の誕生といえそうです。
また、今町から緑幕ながら放送は「83番」の系統が
誕生しています。石引線の一部という扱いから、かつて
存在した東金沢〜小立野〜東部車庫の16−84系統を
思い出させるものとなっています。
4.路線の新設・延長
86系統は、鳴和総合病院の沖町移転(金沢社会保険病院)に伴い、
金沢駅西口から同病院を経由してみずき3丁目へと至る系統が
新設されました。また、香林坊発着の田中医大病院線の一部の便を
同病院経由となりました。
また、同じく病院関係の系統でみどり2丁目〜済生会病院の
系統も誕生しています。こちらは回送を営業路線化したものであると
思われます。
金沢駅工大線という路線も新設されています。これは、33,35系統
を指し、33系統のほうは金沢駅〜香林坊〜寺地〜工大前で以前から
存在していた系統が約1時間間隔に増便されました。新設は35系統で、
有松4丁目、久安大橋を経由して工大前へと至るものです。
▲新設の35系統。当初は約1時間間隔で、誤乗防止のため黄色字幕でした。
系統の延長もなされています。
四十万金石線では、南四十万2丁目への一部便の乗り入れを果たしています。
おおよそ毎時1本で、これは現在でも同じです。幕は「南四十万」となって
います。
横江線は武蔵ヶ辻まで延長されました。路線連結が
進む中で、香林坊〜武蔵ヶ辻間を走るバスの本数が減っていく流れに逆行
するものですが、横江線沿線の人には便利になりました。
▲黒田線の「延長」ですが、実質は64系統との結合といえます。
黒田線も延長されていますが、
もはや連結路線と言ったほうが
ふさわしく、工業試験場行きは「64番」を掲げて走っています。
香林坊、武蔵ヶ辻を経由しない点から「モーニングダイレクト」の
日中版ともいえる系統ですが、このような系統は後の48−98野々市金沢大学
線や
88−99東金沢金沢大学線でも誕生しています。
また、この改正でこの57−64系統のみ西部営の担当に
なった点も特筆されます。
▲75系統にはHUノンステが優先的に投入されていました。
画像:助ける役さんご提供。
75系統は、2本に一本(1時間間隔)が小立野大学病院へと延伸されて
います。これで75中央病院線は2つの病院を結ぶ通院路線(?)となり
ました。また、この年にノンステが導入されています。
5.バス停の再編
昨年に引き続き、市内主要停留所の再編もなされています。
兼六園下では、小立野方向からの路線で香林坊経由のものは
従来の物産館前に加えて石川門前にも停車するようになりました。
ただし、15,43系統は石川門前のみの停車のままです。
合理化により、石川門前からの金沢駅行きの本数が減ったことで
それを補うための措置と思われます。
97年12月に実施されていた橋場町の2箇所停車ですが、
鳴和方向行きでは実施されていなかったため、今改正で実施と
なりました。上り方向ほどではありませんが、橋場町はバス停間
にかなり距離があるので、現在も好評です。
…浅野川大橋詰のバス停位置が間違っていますね。今気がつきました(汗)
香林坊でもバス停再編が行われました。
卯辰山、小立野経由錦町方面の路線は香林坊2箇所停車となりました。
そのため、10,90系統は尾山交差点を左折して仙石通りを経由しない
のが特徴となりました。
▲日銀前にも停まるようになり、柳橋民には便利になりました。
また、鳴和・柳橋方向のバス乗り場だった勧銀前ですが、香林坊の
中心地から離れていることから、日銀前にも停車するようになりました。
これは柳橋住民にはたいへん喜ばれ、現在でもその恩恵をありがたく
享受しております。
…まぁ、実際のところは32−80・84・85系統の誕生により、
円光寺から乗ったお客さんが、これまでは日銀前で降りることができた
のに勧銀前で降ろされることとなると、不満爆発となること間違いなし
なのでの措置なのでしょう。(武蔵ではダイエー前となってしまいましたが…)